製品について

Q傷や汚れなどつきやすい素材ですか?
A植物タンニンなめしの牛革を使用しておりますので、傷などつきやすい革になります。 ただし、使用していただく中で表面の色味や艶感など大きく変化していく素材ですので、使い込んでいただくと傷も目立たなくなります。 革の経年変化を楽しみたいお客様にオススメの製品です。
Qオーダーメイドはしていますか?
A形からのオーダーメイドは受け付けておりません。 既存アイテムのカラーオーダーについては原則、催事等、直接接客させていただける場に限り受け付けております。 ただし、SNS等で過去の製作例をご覧いただいて、配色など決まっているようでしたら、お受けいたします。 カラーオーダーについては、勝手ながら、代金先払い・返品不可とさせていただきます。 オーダー工賃・納期など詳細は別途お問い合わせください。

納期・配送について

Q納期はどのくらいかかりますか?
A現在、ご注文から5日以内(土日・祝日を除く)で発送しております。製品により出荷までの期間が変わりますので、各製品ページをご確認ください。 但し、催事・イベント等への出店により、納期が余計にかかる場合もありますのでご注意ください。 その際は、各製品ページにてお知らせいたします。 お客様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、一人で製作・販売しておりますので、ご理解いただけますと幸いです。
Q配送業者はどこですか?
Aヤマト運輸の宅急便コンパクトにて配送いたします。 日にち、時間をご指定いただけます。

返品・交換について

Q商品を返品したい
A商品が不良品の場合、または誤配送の場合のみ、返品をお受けいたします。お客様都合での商品の返品は承れません。あらかじめご了承ください。
Q商品を交換したい
A商品に不備があった場合のみご対応させていただきます。誠に申し訳ございませんが、お客様のご都合による交換は出来かねます。あらかじめご了承ください。 尚、素材の性質上、革表面に革が元々持っている、傷、シワなどが見える場合があります。 ご理解の上、ご注文いただきますようお願いいたします。 *製品詳細ページ下部、注意事項をご確認ください。

2017/04/18 23:47

先日、あるご縁から鹿革・毛皮産業で有名な奈良県の菟田野(町村合併により、現在は宇陀市)へ行ってきました。


太鼓屋さんにいた頃を含めて、革に関わるお仕事に携わって、ちょうど10年。
知識としては知っていたけれど、実際には見たことがなかったこと。
そもそも知らなかったこと。
そういうことに触れ、知る機会をいただき、本当に色々と勉強になりました。
鹿革という言葉で一括りにされていますが、鹿革という名で出回っているものの多くは、小型の鹿であるキョンの革だそうです。
写真はそのキョンの革の原皮。
革の鞣し工程。洗濯機のような機械に革と水、鞣し剤を入れて、時間をかけて革に浸透させていきます。
多くの機械を使って加工していきますが、操作をするのは結局人の手足。
製品になるまでには、多くの職人の手が関わっています。
染色前の革。
タンニンなめしの革は黄色っぽく、クロームなめしの革は青っぽくなっており、一目で違いがわかりました。
色をつけて、干して、乾燥させていきます。
なかなか壮観な光景です。

鹿革の上に漆で模様を描いた、いわゆる印伝。
(印伝という言葉が、正確な歴史に基づく表現ではないということで、教えていただいたのですが、私の付け焼刃の知識で説明を書くと、間違いや、誤解が起こりうると思いますので、ここでは一般的な通称としての印伝という言葉で説明させていただきます。)

普段、私の手元にくる時点で、製品としての革になったものを加工して、革製品にしているわけですが、そこに至る過程や、そもそも生きた動物であるということ、常に意識しているつもりでも、慣れて当たり前になってしまうことを改めて意識させてくれる機会となりました。

お話聞かせていただいた皆様、ご縁を繋いでくださった方々、ありがとうございました。