HPに掲載しているものは革小物ばかりですが、実は時々鞄も作っています。
今日はそんな鞄作りの日だったので、少しだけその様子をご紹介します。
お財布や小物に使っているものと同じ革を使用していますが、よりしなやかに、柔らかくするために手で揉み込んで、シボをつけます。
革鞄はどうしても、使用していると表面に傷がついてしまいますが、この工程により傷等が目立たなくなるという利点もあります。
(右側が手揉みする前の革、左側が手揉み後の革です。)
基本はミシンで縫製をしていますが、負荷のかかるグリップの付け根部分は、縫い込みの強い手縫いで作ります。
部分的な手縫いですが、ミシン糸を使い、他の部分に合わせた細かいピッチでの縫製なので、見た目の違和感はありません。
革鞄では、作業効率の良さや、強度の観点から、金具を使う場合も多いですが、革そのものの良さを引き立たせるために、金具類のない、極力シンプルなデザインに仕立てています。
シンプルだからこそ、使い込んでいただいた時には、その経年変化を楽しいんでいただける一品です。
さて、今週末5/21(日)は初出展のサンデービルヂングマーケット@岐阜柳ヶ瀬商店街。
とても雰囲気の良いイベントだそうなので、お近くの方は是非お立ち寄りください。