2020/05/10 21:24
ドイツシュリンクシリーズの革について。
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ドイツシュリンク、またの名をシュランケンカーフと呼ばれる、ドイツ産の牛革です。
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有名メゾンブランドでも選ばれる、世界に知られる高級素材です。
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シュリンク=収縮、カーフ=生後6ヶ月以内の仔牛の革、をそれぞれ意味しています。
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カーフは成牛の革と比較して、柔らかく、しなやかで、傷も少ないのが特徴です。
また、繊維が密に詰まっているため、厚みを薄くしても強度が強いことも優れている点として挙げられます。
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シュリンクレザーもまた、革を薬品で縮ませることで、繊維がより詰まるため、丈夫であることが特徴です。
収縮させることによって生まれる革表面の凹凸(シボ)により、万一傷がついても目立たないため、非常にきれいな状態を保ってお使いいただけるという利点もあります。
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このシボも型押しなどとは違い、革の元々の固さ、部位の違いにより、シボの出方に差が生まれるため、一枚一枚の表情の違いも楽しんでいただけます。
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この革は、TSUKIKUSAで元々使用している素材とは違い、クロム鞣しの素材ですので、経年変化はしませんが、その代わりに、傷や汚れに強く、水濡れにも強いので、長く、きれいなままお使いいただける素材となっています。